「メジャーな観光地は飽きた」という貴女に贈る、九州の魅力再発見の旅 復興応援。熊本城の今、を見に行く!

(2019年11月11日~14日 3泊4日)
※レポート内容・情報は旅行参加時のものとなります。

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2016年4月に発生した熊本地震により、大きな被害を受けた熊本城。
現在もまだ、立ち入りできないエリアが多く存在します。
けれど、復興途中の今だからこそ、見える景色もあります。
熊本城の今、を見に行ってきました。

熊本城

シンボルの復活を願って、頑張っている姿を応援したい。
熊本地震から4年が経ち、復旧作業に余念のない熊本城ですが、完全な姿で復元されるにはまだ20年はかかるとされています。けれど、400余年の歴史の中で熊本城は、大きな天災や戦争などによって幾度となく傷つき、そのたびに力強く復活を遂げてきました。そんな復活までの道のりを見守れる今は、ある意味、貴重な時間です。
2019年より日曜・祝日限定で行われている熊本城特別公開も、2020年4月末からは平日もOKとなり、復旧の様子を間近に見ることができるようになります。復旧の応援も兼ねて、熊本城の今を見に行っていただきたいです。
≪アクセス≫JR熊本駅からバスで約10分

【立ち寄りスポット】城彩苑

小さな漁村に息づく、信仰に対する信念と情熱

熊本城のふもとにあり、熊本の名物や伝統の品がずらりと揃っています。
特にオススメなのが「熊本城ミュージアム・わくわく座」。VRなどを使って熊本城や熊本の歴史を学んだり、江戸時代の暮らしやお殿様の生活が体験できたり、町娘や忍者、侍などに扮装してなりきったり、歴史ハイライトをお芝居で観たりもできます。さらに、被災直後に撮られた城内の映像も公開されていて、自然の驚異と復興への意気込みを感じ取ることのできる貴重な施設でもあります。
子どもから大人まで楽しめること間違いなしです。
※熊本城+わくわく座 共通入場券/大人600円、子ども200円

~熊本から阿蘇へ~

草千里

多くの歌人が歌った広大な風景を見に行く!

阿蘇観光の代表的なスポット。阿蘇五岳のひとつで、烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある785000㎡の大草原です。多くの歌人によって歌われた場所でもあります。
雨水が溜まってできたといわれる池と草原のコントラストが見事な場所ですが、現在は、中岳の火山活動が活発化し、池がほとんど干上がってしまい、その光景を楽しむことができないのが残念です。
けれど、もくもくと煙を上げる中岳を背景に、放牧されている馬や牛が草を食む姿はとてものどか。ドライブ途中で立ち寄り、牧歌的な風景の中を散策していく人も多いといいます。時間に余裕があれば、草原を一周する引き馬乗りを体験してみるのもおすすめです。
≪アクセス≫JR阿蘇駅からバスで約25分

阿蘇火山博物館

草千里駐車場の一角にあり、阿蘇山の生い立ちや現在の姿までを学ぶことができるミュージアムです。
さまざまな展示がある中で、迫力満点のジオラマは必見。また、火口に設置されたカメラで、噴火の様子をリアルタイムで見ることもできます。その他、ミュージアムショップも充実。ここでしか手に入らないオリジナルグッズもいろいろあるので、お土産には困りません。
天気のいい日なら、展望デッキから草千里や中岳を一望するのも気持ちがいいです。

黒川温泉郷

街全体がひとつの宿のように迎えてくれる、小さな温泉郷

高速道路からも電車の駅からも遠い小さな温泉街。緑豊かな山々に囲まれた不便で小さな黒川温泉郷ですが、それこそがこの場所の魅力でもあります。ここにあるのは、季節ごとに美しく表情を変える自然と豊富な湯だけ。でも、それで充分なのです。
黒川温泉郷には30軒の宿があり、里山の風景を含め、街全体がひとつの旅館だと考えられているそうです。一つひとつの旅館は「離れ部屋」で、旅館をつなぐ小路は「渡り廊下」なのだとか。
20年前までは、地元の新聞が発行する地図に存在しなかったほどの秘境の温泉。ゆったりのんびりと癒やされるのにちょうどいい場所です。

【泊まってみました】黒川荘

まるで、田舎の実家に帰ってきたような安心感。私がイメージする黒川温泉郷をそのまま体現したようなほっこりする宿でした。
館内は、ロビーや庭、廊下、露天風呂などすべての場所が明るすぎず、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。さりげないけれど、そんな細かな心遣いの一つひとつが、居心地の良さを演出しているのだと感じました。
おすすめは露天風呂。川のせせらぎを聴きながら、迫力ある屏風岩を仰ぎ見れば、日頃の疲れがとれ心が洗われていくようです。四季折々の絶景が湯に浸かりながら楽しめます。
そして、もう一つの目玉が食事です。夕食は、目で見て楽しく、食べて美味しいという文句のつけようがない素晴らしさ。また、朝食も豪華な夕食に負けず劣らずのおもてなしぶり。最後の最後まで満ち足りた時間を過ごすことができました。

最寄駅はJR阿蘇駅ですが、駅から黒川温泉までは遠いためバスかタクシーでの移動が必要です。阿蘇一帯を観光し黒川温泉に宿泊するのであればレンタカー利用がおススメです。

熊本城から阿蘇、黒川温泉とたどった2日目はいかがでしたでしょうか。
昔から変わらないもの、昔の姿を取り戻そうとするもの。今回の熊本には、積み重ねてきた時間の大切さを強く感じました。
さて、次回は九州旅の最終回。福岡を旅していきます。どうぞ、お楽しみに!

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<この旅のレポートは>
東急トラベルサロン 武蔵小杉東急スクエア店 荻谷
最近のマイブームは「脳内旅行」。今日はここ!とテーマを決めて、本やインタネートを駆使してイメージ旅行をしています。いろいろな場所へ行って、お客さまにその魅力を伝えたい…ので、いつかは実際に旅行できることを夢見て奮闘中です!

東急トラベルサロン武蔵小杉東急スクエア店の看板娘・花子ちゃん

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