家族で仲良くドライブ旅行!北海道を食べて、遊んで、エンジョイ! “なつぞら”の十勝&帯広を楽しみ尽くす
(2019年8月17日~20日 3泊4日)
※レポート内容・情報は旅行参加時のものとなります。

今回のレポートは少々、番外編です。
夏の北海道へのプライベート家族旅行をピックアップ。
いつも以上にリアルな感想盛りだくさんのレポートとなりました。
「あ、ここ行ってみたい」や「わー、これ美味しそう」、
「体験してみたい」「泊まってみたい」がたっぷり。
家族で楽しむ北海道を3回に渡ってお届けします。
第1回は、NHK連続テレビ小説でも話題となった十勝へ!
旅のポイント
- 美味しいモノ天国、十勝・帯広を味わう!
- 十勝・帯広で「ザ・北海道」な絶景を楽しむ!
- ニセコの魅力はスキーだけにあらず!
- クラブメットトマムは感動の連続!
十勝&帯広の見どころ
十勝牧場展望台
大自然を独り占め! おおらかな北海道を感じる絶景

1910年に創設されたという十勝牧場は総面積4100ヘクタール。その広さたるや、まさに「でっかいどう北海道」です。
飼育されている道産馬や牛、羊などをのんびりと眺めるのもいいですが、オススメは雄大な景色が360度のパノラマで広がる展望台。牧場内の小高い丘にあり、北に大雪山系、然別の山々、西に日高山系と十勝平野の広さを実感できます。
ただし、周辺は馬の放牧地になっている無料のスポットなので、お店や自動販売機もありません。お手洗いもないのでご注意。その分、大自然の只中にいる爽快感をたっぷり味わえます。
白樺並木道
真っ直ぐに続く白樺並木は、SNS映え間違いなし!

広大な農地がどこまでも続く十勝平野をドライブしていると、一直線に並んだ白樺をよく見かけます。防風林の役目と言ってしまうと野暮ですが、白樺が連なる景色は北海道を象徴するひとつとも言えるでしょう。
そんな中でも、観光ブックに必ず登場する有名な白樺並木が十勝牧場にあります。ひと目見て、手つかずの大自然とそのスケールに家族揃って大感動。長さ1,3kmにもなる直線道路で、人がほとんどいないため、ガイドブックと同じ誰もいない並木道を自分のカメラに収めることができるのもまた感動でした。家族みんなで記念撮影も思いのままですよ。テレビのロケにも多く使われているというのも納得。絶対に行くべし! 見るべし! 感動すべし!!
幸福駅
かつて一大ブームを巻き起こした縁起のいい駅は今も健在!

1973年にテレビで紹介され、その縁起のいい駅名で大ブームとなった「幸福駅」。かつては国鉄広尾線の駅でしたが、現在は老朽化した駅舎をリニューアルし、交通公園ふれあい広場となっています。
帯広空港から30分圏内で駐車場も完備なのでドライブでも立ち寄りでき、無料スポットなので今も多くの観光客が訪れます。駅舎内の壁には、願いごとを書いた「幸福きっぷ」がぎっしり。楽しい思い出の一枚に願いごとを託して残してもよし。持ち帰ってお守りにしてもよし。
ここにも注目!
「幸福駅」は恋人の聖地にも選定されており、屋外にはチャペルもあります。カップルがドレスやタキシード姿で記念写真を取るプランも人気だそうです。
十勝川温泉
世界的にも珍しい希少な湯で、つるすべ肌に!
十勝といえば、十勝川温泉が有名です。その源泉は植物性の有機物を多く含む「モールの湯」。一般的な鉱物性温泉に比べて世界的にも希少な泉質と言われています。モールの湯は、地中深くに眠る太古の植物が起源。十勝川河畔に自生していた葦などの植物が長い時間を駆けて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出しています。
モール温泉は、トロリとした独特の肌触りが心地よく、つるつるすべすべの美肌の湯としても人気。北海道遺産にも登録されています。
実は市内の公衆浴場のほぼ100%がモール温泉。日帰りで楽しめる場所も多いので、銭湯めぐりもオススメです。
陸別
日本一寒い町では、美しい星空とオーロラに出会える!
日本一暑い町の称号を巡って、埼玉県の熊谷市と群馬県の館林市がバトルを繰り広げて話題となりましたが、陸別町は日本一寒い町として気象情報でもおなじみ。冬季はマイナス30℃を超えることもある陸別町は、女満別空港から車で約1時間。帯広空港から約2時間の場所にあります。
周囲を小高い山に囲まれ、寒暖の差が激しい反面、晴天率も高いそうで、夜には降りそそぐようなたくさんの星が見られます。冬季は国内では珍しいオーロラ観測ができる場所としても有名。日本最大級の天体望遠鏡を備えた「銀河の森天文台」もあります。
今回はあいにくの天候で星空が見えませんでしたが、前回訪れた時は、天の川がはっきり見え、数えきれない星に感動しました。この星空を見るために全国から多くの方が訪れるそうです。
ここにも注目!
陸別にも鉄道の廃線跡地があります。平成18年まで「りくべつ鉄道」として運行していた路線の一部を鉄道保存展示施設に。観光鉄道として運営している珍しい施設です。
事前予約で運転体験ができるほか、列車に乗車することもできる(有料)ので、レンタカー移動がメインの北海道旅行のなかで、鉄道に触れられる貴重なエリアでもあります。
十勝&帯広のグルメ
豚丼
癖になる美味しさ! 絶品ダレはお持ち帰り必至!

帯広のソウルフードとして、いまや全国区の人気となっている「豚丼」。甘辛いたれで味付けした豚丼を熱々のご飯の上にのせたご当地グルメです。
豚丼専門店があるのはもちろんですが、ラーメン店や蕎麦屋、居酒屋、喫茶店でも豚丼を提供しているほど。人気店には長蛇の列ができるのも珍しい光景ではありません。そして、その人気は伊達じゃない。この美味しさは味わってみれば、きっとはまります。お土産にタレを買って帰りたくなるはず。絶対おすすめです!
十勝スイーツ
地元産の材料を使った美味スイーツの宝庫!
十勝はスイーツ王国として売り出し中だってご存知ですか。
広大な十勝の農業・酪農は、小麦・小豆・牛乳の生産量が日本一。そのためスイーツの材料はほとんど十勝産で揃うそうで、地域をあげて売り込んでいるそうです。マルセイバターサンドで有名な「六花亭」や生キャラメルで一斉を風靡した「花畑牧場」の本店が十勝にあるもの、材料が豊富であることに無関係ではないのかも。
今回訪れてみて、改めてスイーツ店の多さに驚かされました。十勝を訪れる際は、事前にしっかり下調べをして、スイーツ巡りをしてみてはいかがでしょう。
麦音(パン屋)
家族みんなが惚れ込んだ、地元の小麦を使ったこだわりパン!

今回の旅行では、昼食は北海道ラーメンと決めて出発しましたが、実際に訪れてみれば「帯広のランチは絶対にパンがオススメ!」と意見が大きく変わりました。その原因となったのが、十勝産小麦100%のパン屋さん「麦音」です。
北海道の小麦は全国的に有名ですが、十勝は道内屈指の小麦の産地。しかも、十勝の農業で作付面積がいちばん多いのが小麦だそうです。そのためか、良質の小麦を使ったこだわり製法のパン屋さんが多く“パン激戦区”なのだとか。今回訪れた「麦音」もそのひとつ。帯広駅から空港側に車で15分。おびひろ動物園のそばにある人気店です。
東京ではありえない、が満載のお店でとにかく驚くことばかり。まずはその広さ。敷地内に芝生や小麦畑があり、駐車場は第1~第3まで合計100台分のスペースが。さらに、イートインスペースは店内と野外でなんと60席もありました。帰ってからインターネットで調べたところ、日本一の広さをもつベーカリーとのこと。どうりで広いはずです。

訪れた時刻は15時近いにもかかわらず店内は満員状態。レジ待ちの列も長く続いていました。パンの種類も多く、説明付きのワンポイントPOPも楽しい。商品陳列方法も工夫がされており、ワクワクしながら、つい多くのパンを買ってしまいました。でも後悔はなし。どのパンも美味しく、家族全員、大満足でしたから!
帯広周辺にはまだまだ有名なパン屋さんがあるので、次回の旅でまた巡ってみたいと思います。
朝ドラの舞台となったことで、今話題の十勝&帯広。
実際に旅をしてみると、本当に美しく雄大なところでした。美味しいものもたくさんあり、もっと長く滞在して、あれもこれも食べ尽くしたいほどでした。
次回は、スキーリゾートとして有名なニセコをご紹介。でも私たち家族が訪れたのは真夏、スキーシーズン以外でも楽しめるスポットや魅力をたっぷりお届けしていきます。
行程(北海道内全てレンタカー移動)
1日目
2日目
3日目
4日目