横浜から神戸へ、「飛鳥Ⅱ」でワンナイトクルーズ~乗船時間23時間を楽しみ尽くす~
(2019年1月7日~1月8日 1泊2日)
※レポート内容・情報は旅行参加時のものとなります。
「飛鳥Ⅱ」船内の様子やクルーズの簡単なルールをお伝えした前編に続き、後編では実際に乗船から下船までを時間を追ってご紹介。ワンナイトクルーズを追体験してください!

10:00~ ティータイム
出航前にホッとひと息

乗船すると、出航前でもカフェを利用することができます。午前中に出航するクルージングなら、モーニングをとることも。まずは、スイーツとフルーツ、カフェオレでひと息。初クルーズの緊張をほぐしました。
10:45 出航セレモニー
船旅と言えば、やっぱりこの光景

ドラマや映画でよく見る、出航する船からたくさんの紙テープが降り注ぎ、港にいる人と別れを惜しむシーン。あの光景を実際に経験できるなんて、ちょっと感激です。ちなみに、紙テープは船内スタッフから配布されます。
出航セレモニーの最中にはウェルカムドリンクのサービスもあり、船が港を離れた後も、しばしデッキでティータイムという方もいらっしゃいました。
12:00~ ランチ
出航したら、すぐにランチタイム

11時に横浜港を出航後、あっという間にランチタイムです。
2つあるレストランから好きな方をチョイスできますが、今回は「リドカフェ&リドガーデン」でのビュッフェランチを選びました。
12時ちょうどにレストランに行くと、すでに長蛇の列。めげずに並び、好きなものをチョイスしていきます。ビュッフェは美味しそうなメニューに目移りしてつい取りすぎてしまうから要注意。クルーズ最初の食事にテンションも上がりますが、この後のスケジュールも考えつつ、ちょっと軽めのランチにしました。
14:00~ ティータイム
早くも本日2度目のティータイムです

ランチを軽めにしたのは、このティータイムのため。クルージング中は通常の食事の他に、ティータイムやお夜食などが用意されています。もちろん、実際には全部を回る必要はありませんが、今回は23時間でどこまで「飛鳥Ⅱ」を楽しみ尽くせるかが任務(笑)。なので、ランチからあまり時間を空けずにやってくるティータイムもしっかり楽しみます。
11デッキの船首にある「ビスタラウンジ」は、開放的な大きな窓が魅力。個人的にはこの空間がすごく気に入りました。
窓越しに大海原を眺めながら、ゆったりとコーヒーブレイク。まさにクルーズの醍醐味!慌ただしい日常の中では味わえない優雅なひとときでした。
15:15~ ビンゴ大会
非売品の飛鳥オリジナルグッズをゲットせよ!

船内ではさまざまなイベントが開催されます。予定は「アスカデイリー」でチェック済み。ビンゴ大会に参加しました。
景品が「飛鳥Ⅱ」の非売品グッズということで参加者は多数。その分、ビンゴになる確率は低くなりますが、景品を手にできてもできなくても、参加した方々はみんな笑顔でした。楽しい時間を過ごせました。
16:30~ サンセット鑑賞
空を染めあげていくサンセットが美しい

デッキでサンセットを優雅に待つ…予定でしたが、スカイデッキに出てみると予想以上の強風。立っているのもやっとの状態でした。それでも、サンセットを眺められるチャンスはこのクルーズでは1回だけ!船上からのサンセットをなんとしても見たい、と踏ん張った甲斐があり、とてもとても美しい光景を目に焼き付けることができました。目の前いっぱいに広がる水平線へと沈んでいく太陽が、空に美しいグラデーションを描いていく。ただうっとりと見惚れました。
17:00~ ドレスコードに合ったワンピースにお着替え
エレガントな淑女に変身!?

17時以降はドレスコードがあります。この日はインフォーマル。男性はスーツまたはジャケット、そしてネクタイ着用です。女性はワンピースかツーピースのスタイル。比較的ラフなスタイルで過ごす方が多い日中とは、船内の雰囲気もガラリと変わります。思い描いていた豪華クルージングの世界が目の前にありました。
18:15~プロダクションショー
極上エンターテインメントに釘付け

大ホールで「飛鳥Ⅱ」オリジナルのショーが始まりました。この日は四季をテーマにした「フォーシーズン」という音楽ショー。世界各国から集まった一流エンターティナーによるショーは、華やかな照明や衣装と相まって目を見張るばかりでした。
19:00~ ミュージックタイム
ディナーまでの過ごし方

ディナーは2回制になっていて、1回目が17:30~、2回目が19:45~となっています。今回は2回目の方だったので、ディナーまで少し時間が空きました。そこで、「パームコート」へ寄り道。バンド演奏を聴きに行きました。
フィリピンから来たバンドでしたが、演奏しているのは日本の曲だったので、時折、口ずさみながら楽しみました。ディナータイムまで時間がある時は、こんな風に船内イベントに参加してみるのもおすすめです。
19:45~ ディナー
盛り付けが目にも美味しいディナー



前菜から一品ずつサーブされるコース料理スタイルです。一つひとつのお皿に盛り付けられた料理は、見ているだけで美味しい! デザートまでゆっくりと、上品な美味しさを味わいました。
21:15~ クラシカルマジックシアター
ディナーの後もイベントが盛りだくさん
ワンナイトクルーズの夜はこれから。いろいろなイベントが繰り広げられます。
参加したのは、「飛鳥Ⅱ」専属マジシャンによるマジックショー。摩訶不思議な世界に自然と惹き込まれていました。
21:45~ クルートーク
クルーズスタッフのトークが楽しい

集まったお客様の質問にクルーズスタッフが答える形で進むトークショーイベントに参加しました。印象に残ったのは、「一番揺れた時は?」という質問についてのトークでした。2017年の秋に台風が2つ同時にきたことがあり、その時は「飛鳥Ⅱ」運行が始まって以来、初めて客室から出ることを禁止したそうです。食事もそれぞれスタッフが客室におにぎりを配ったのだとか。どれほど大きな揺れだったのか想像もつきません。
22:45~ 夜食タイム
美味しいからやっぱり食べてしまう

本日、もう何度目か数えるのも放棄しましたが(笑)、お食事タイムです。食いしん坊だからじゃありません。「飛鳥Ⅱ」を楽しみ尽くすのが任務だから食べるんです!
本日のお夜食は、「いりこ出汁のひじき麺」と「笹おこわ」「ほうれん草焼売」。やさしい味わいで、お腹が空いているわけではないのにスルッと完食してしまいました。
その他に、ケーキやフルーツ、ドリンクがビュッフェスタイルで用意されていました。
23:00~ バータイム
1日の締めくくりは大人の時間

長かった1日の最後はバーで大人のひとときを。生ピアノ演奏を聴きながらカクテルを楽しみます。これもクルーズならではの楽しみですね。ただし、アルコール類は別料金となるのでご注意ください。ビール、カクテルともに1杯800円ほどです。
25:00 就寝
ちょっと不安!? でも熟睡!
クルーズ・デビューの私は、船内で眠るのは初めての体験。揺れなどで眠れないのでは…と心配をしていましたが、まったく問題なく熟睡。ぐっすりでした。
7:00~サンライズ鑑賞&モーニング
早起きは三文の得、とはならず

サンライズを見ようと頑張って早起きをしてみましたが、この日は曇りで朝日を見ることはできませんでした。残念。
その代わりとばかりに、朝食を存分に楽しみます。前日のランチに続き、モーニングもビュッフェスタイルの「リドカフェ&リドガーデン」へ。船内最後の食事なので、あれもこれもと目移りしてしまいますが、その場で焼いてくれるオムレツとフレンチトーストは外せません。
10:00 下船
あっという間の23時間クルーズ

定刻通り、神戸港中突堤ターミナルに入港し、ワンナイトクルーズも無事に終了。下船前には、お土産もチェックし、「飛鳥Ⅱ」オリジナルグッズを記念に購入しました。
あっという間の1泊2日。もう少しクルーズを楽しみたい気持ちも…。今度はぜひロングクルーズも体験してみたいです。
まとめ
初めてのクルージング。乗船前はいろいろ不安もありました。一番は船酔いです。今回、実際に乗船してみて、強い揺れを感じる時間が少しありました。船酔いが心配な方は酔い止めを持参するのがいいと思います。船内にも酔い止めは用意されていますが、医師の処方箋が必要となるので、有料にて診断を受けることになります。またこれは、医療保険の適用外なので、その点もご注意を。
個人的には、さほど揺れも気にならず、様々なアクティビティを楽しんだ分心地よい疲れもあり、夜もしっかり熟睡できました。
乗船したらすぐに客室が利用でき、ホテルのようにチェックインやチェックアウトの時間を気にせず、下船までずっと使えるのも船旅のいいところ。そして、船内では、イベントがたくさんあり退屈する暇もなく、好きな時に好きなものが食べられてお腹が空く暇もなく(笑)、楽しく優雅な時間を過ごすことができました。
近年、クルーズがブームとなり、テレビや雑誌などで取り上げられることも増えています。けれど、実際に乗船してみないとわからないこともあり、有意義な体験ができました。
船旅に興味があるクルーズ・ビギナーの方は、今回のようなワンナイトクルーズを体験してみることをおすすめします。船内の雰囲気や過ごし方がよくわかり、きっともっと長い時間を過ごしたいと思うはずです。
こんな方にオススメ!
- クルーズ旅行に興味がある
- 手軽にクルーズを楽しみたい
- クルーズの魅力を知りたい
- 楽しいこと、美味しいものが大好き
東急トラベルサロンレミィ五反田店 高倉
とにかく島旅が大好きで、八重山諸島はすべての島に行きました!
