行くぜ、東北! 山形グルメ女子旅 ~地酒と美味と温泉と、たまに観光 前編~

2019年2月(1泊2日)
※レポート内容・情報は旅行参加時のものとなります。

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美味しいものが多いことで知られる山形県。
その中でも見逃せないのが地酒です。
豊かで良質な水源に恵まれた山形には、実に、49もの酒蔵があります。
しかもその多くは、江戸時代に創業した老舗であり、県内最古の酒蔵に至っては、その歴史は安土桃山時代まで遡るのだとか。
そこで今回は、トラベルサロンのお酒好き女子スタッフが吟醸王国・山形県を食べて、飲んで、巡る旅をご紹介します。
1泊2日と短い旅ながら、蔵王~米沢と厳選したスポットをご紹介していきます。

旅のポイント

  • 山形の地酒を嗜む!
  • 山形の美味を味わう!
  • 山形の歴史に触れる!

樹氷(蔵王)

世界でも珍しい、氷と雪が織り成す芸術品!

蔵王連峰の特殊な気象条件と植生が造り出す「スノーモンスター」。蔵王の樹氷がそう呼ばれる所以は、圧倒的な迫力と類まれなる造形美に他なりません。
自然が織り成すその芸術は、ひとつとして同じものがない巨像の群れ。そして、それは刻々と変化を続けています。雄大でありながら繊細な光景は、観る者を感動させずにはいられません。冬の山形に行くならぜひ訪れたいスポット!
ロープウェイの車窓から眺めるもよし。山頂駅前の鑑賞エリアなら、すぐ目の前で樹氷群を観ることができます。さらに、山頂駅展望台からは、360°見渡す限りの樹氷原を一望。寒さが苦手な人は、暖かな山頂駅レストランの大きな窓からゆったりと眺めるのがおすすめです。
樹氷ができるのは12月下旬からですが、見頃は1月下旬から3月上旬頃までだそうです。

ここにも注目!
昼間、自然光の元で観るド迫力な樹氷原も素晴らしいですが、夜、色とりどりのカクテルライトに照らされた樹氷も見事。幻想的な光景に思わず見惚れてしまいます。

山形酒のミュージアム(蔵王)

県内の酒蔵自慢の銘酒を堪能できる新スポット!

山形県内49の酒元をすべて巡ってみたい。という日本酒好きの願望を叶えたのがここ、山形酒のミュージアム。すべての酒蔵の銘酒が一同に会しています。お酒の好みを伝えれば、スタッフがぴったりの逸品を提案してくれます。もちろん、個性豊かな味わいを飲み比べて、好みの酒を自ら探し出すのも醍醐味。自分史上最高の1本が手に入るかもしれません。
入館料は無料ですが、お酒の試飲は1杯(50ml)300円~となっています。
ゆったりと山形銘酒を楽しみたいという方は、併設されている「湯けむり屋台 つまみ」がおすすめ。山形の郷土料理を中心に、地酒によく合う和食や多国籍メニューなどが揃っています。
蔵王温泉街にあり、夜22時まで営業しているので旅館での夕食後にちょっと1杯!なんて楽しみ方もできます。

ここにも注目!
「GI山形」をご存知ですか?
これは、日本酒の地理的表示で、産地の名称を知的財産として保護する制度。2016年に日本で初めて山形県酒造組合が指定を受けました。ボルドーやシャンパン、スコッチなどが世界的に有名ですが、日本酒初の「GI」が山形にもたらされたのです。
国内米と県内で採取された水を原料とし、製造、貯蔵、容器詰めを県内で行うことで初めて指定される「GI山形」。ぜひ、この表示にも注目してみてください。

ここに注意
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現在(2020年8月)は不定期営業となっています。営業日時は公式サイトにてご確認ください。(公式サイト:https://www.zao-sake.com/

音茶屋(蔵王)

店内にも、メニューにも、こだわりがいっぱい!

蔵王ロープウェイから徒歩5分ほどにある大人気カフェ。お昼どきを避けて訪れましたが店内はほぼ満席。その人気ぶりが伺えました。
自慢のメニューは、山形牛を使ったボリュームたっぷりメニューや、化学調味料無添加のスープカレー、気まぐれスイーツなど。個人的には、国内外問わず豊富に取り揃えられたクラフトビールにご満悦でした。
店内は灯油ストーブやエアコンではなく、薪ストーブを使用。そのやさしいぬくもりが、このお店のこだわりであり、居心地の良さでもあると感じました。

ここにも注目!
山形で活動する作家さんの作品やアクセサリーも販売されているので、お土産探しにもいいお店です。

宿泊先:日本の宿 古窯(かみのやま温泉)

国内最高レベルのおもてなしで寛ぐ贅沢

プロが選ぶ日本のホテル旅館百選にて、40年以上も連続でトップ10を受賞し続けている宿。その事実だけでも、おもてなしの素晴らしさが伝わってきます。実際、宿泊してみて、看板に偽りなしの印象を覚えました。
三大日人泉質として知られる、通称「お化粧温泉」は、しっとりときめ細かい肌をつくる天然の化粧水とも。蔵王連峰とかみのやまの夜景を一望する展望大浴場に浸かれば、心もお肌もつやつやピカピカです。
お部屋も誰と来ても、何人で訪れても、満足しかないくつろぎの空間。過ごしたいひとときを自由に選べる豊富なスタイルがあり、願った通りの満足がそこにあります。
そして、一番のおすすめはお料理。最高級の山形牛や米沢牛を始め、契約農家から直送される朝採り野菜など食材にこだわった地元料理が堪能できます。中でも、山形牛のすき焼きは絶品。ごまの入った割り下を使い、温泉卵につけて食べるこの宿ならではの美味しさです。県内の蔵元のお酒とともに楽しむのもよし。山形産のお米・つや姫といただくのもよし。どちらとも相性も抜群でした。

ここにも注目!
敷地内から発掘された奈良時代の窯跡から名付けられたという「古窯」。その名になぞらえ、素焼きの皿などに絵付けをする「楽焼」体験はお楽しみの一つです。館内に設けられた楽焼回廊では、各界の著名人たちの作品が並び、目を楽しませてくれます。

【アクセス】
・奥羽本線・かみのやま駅より無料送迎バスで約10分

1日目からたっぷり食べて、飲んで、楽しんだ山形の旅。いかがでしたでしょうか。
今回の旅は、忙しく移動をせず、観光もほどほどに、ゆったりのんびりと美味しいものに癒やされることが目的。とは言うものの、次回2日目は、歴史に触れる観光スポットを巡りながら、地酒と美味をご案内していきます。

行程

1日目

2日目

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