スタッフ旅行記
東北
2018.9.26
秋の会津若松へ東武列車でゆったり行こうよ。 見て、食べて、寛いで。旅することを楽しもう!
旅づくりコンシェルジュ (石田)
(2018年9月25日~9月26日 1泊2日)
※レポート内容・情報は旅行参加時のものとなります。
世の中、「効率がいい」とか、「便利なこと」が優先されがちです。忙しい人にとっては、旅も効率のよい順路を考えてしまうことでしょう。けれど、せっかく日常を離れるチャンスなのですから、効率や便利を忘れて、のんびりまったり旅するなんて素敵だと思いませんか?たとえば、東武特急で行く旅。少し時間はかかるけれど、景色を楽しみ、空気を感じ、旅することをじっくりと味わう旅。今回は、そんな旅情と情緒にあふれる列車旅にでかけました。
人気の東武列車紹介
東武特急スペーシア
気心の知れた仲間とのグループ旅行なら、個室利用がだんぜん楽しい!
浅草から乗り込んだのは、特急スペーシア「きぬ107号」。鬼怒川温泉駅まで約2時間の旅です。
列車は6両編成。3号車にはドリンクや軽食を販売する売店があり、6号車には個室が6室ありました。個室は定員4名ですが、大人6人でも十分なほどの広さ。温度調節パネルで快適な温度が保て、コンセントもあるので充電もバッチリ。入口のスライドドアを閉めれば、完全なプライベート空間になるので、わいわい楽しみたいグループでの旅行、小さなお子様がいる3世代旅行などにおすすめです。
きぬ 個室
AIZUマウントエクスプレス
快適なのにお得。車窓から眺める景色も贅沢!
AIZUマウントエクスプレス
鬼怒川温泉と会津若松を結ぶ快速列車。今回の旅では、鬼怒川温泉駅から乗車して、約2時間。七日町まで移動しました。
スペーシアからの乗り継ぎも同じホームなのでとてもスムーズ。万が一、スペーシアが予定時間より遅れても、到着まで必ず待っていてくれるので乗り遅れる心配もありません。
車内は全席自由席。特急券などなしで乗車券のみでOKです。けれど、座席は特急列車と同レベルの豪華さなので、何だか得した気分でした。
特急リバティ
心配りの行き届いた快適空間で目的地まで一直線!
リバティ
最新型車両のリバティを帰路にて体験しました。車内は、東京スカイツリーのイメージである「白」を基調に、天井は鬼怒川や隅田川の流れをイメージした造形になっていて、座席は江戸の伝統色「江戸紫」をモチーフにした配色。袖部分には江戸の伝統工芸「印伝」モチーフの柄があしらってあります。古今東西が入り混じった不思議な魅力を感じました。
スペーシア同様、フリーWi-Fiが利用でき、各座席にはコンセントも完備。車椅子スペースや車椅子対応トイレなどもあり、どなたにも快適に旅を楽しんでいただけます。
リバティ車内
おすすめ観光スポット
鶴ヶ城
紅葉に彩られた会津の城で、しばし、タイムスリップ気分を
鶴ヶ城
会津若松駅からバスで10分。別名「若松城」と呼ばれる会津若松のシンボルです。桜の名所としても有名ですが、秋の紅葉も見事。桜と紅葉のシーズン、夜にはライトアップも行われています。
天守閣まで観るなら所要時間は余裕を持って1時間半ほど。ボランティアガイドさんをお願いすれば、会津の歴史をより詳しく楽しく学ぶことができます。ガイドさんは予約不要で無料。最短30分のコースもあり、滞在時間に合わせて解説をしてくれますのでガイドさん付きでじっくり見て回ってみては。
麟閣
抹茶
大内宿
ここでも江戸にタイムスリップ!? 400年前の宿場町が広がる
大内宿
江戸時代の風景を今に残す400年前の宿場町。今も、30軒以上の茅葺屋根の民家が建ち並んでいます。入口からまっすぐ進んだ先に大内宿全体を見下ろせる小高い丘があるので、まずはそちらから江戸の宿場町を見渡しましょう。インスタ映え間違いなしのフォトスポットでもあるので、スマホをお忘れなく。
重要伝統的建造物保存地区ですが、茅葺屋根の民家は1軒1軒がお店になっていて、古民家カフェやお土産屋さん、飲食店、酒屋などが軒を連ねています。大内宿の名物「ねぎそば」も楽しめます。
2月には雪祭りも開催されるので、冬の大内宿も秋とは違う雰囲気が味わえると思います。
茅葺屋根
大内宿
塔のへつり
絶景とはまさにこのこと。季節ごとに移り変わる色合いが魅力!
へつり
100万年もの間に削られた奇岩が連なる様は、まるで塔のよう。国の天然記念物に指定されている渓谷です。
紅葉のシーズンにはエメラルドグリーンの大川と赤黄色に染まる紅葉のコントラストが素晴らしい。冬の雪景色もまた美しく、春も夏もそれぞれの色合いで魅了してくれます。つまり、どの季節に出かけても、素晴らしい絶景に出合える場所です。
断崖まで吊り橋が掛かっていて、断崖の内部を見学することもできます。
おまけのおすすめスポット
湯野上温泉駅
湯野上温泉駅
日本で唯一の茅葺屋根の駅舎。趣ある駅舎なので時間に余裕があれば、ぜひ立ち寄っていただきたい駅です。
駅舎内の待合室には囲炉裏があり、今も冬になれば現役で活躍中。炭を焚いて暖をとることができます。
駅舎の外には足湯もあり、乗り降りするだけでなく、駅そのものを楽しめるスポットです。
足湯
おすすめグルメ&お土産
ねぎそば
ネギを箸に、かじりながらそばを手繰ってすすり込む!
ねぎそば
会津の郷土料理といえば、手打ちそば。中でも「ねぎそば」は、ネギを箸の代わりにしてそばを手繰りながら食べる、大内宿の名物です。見た目のインパクトもありますが、美味しさもまた格別。箸代わりのネギを薬味としてかじりながら、という食べ方も豪快。やはり、その土地のならではの名物を食べるのは楽しい体験です。
田季野
江戸の宿場を復元したお店で、郷土料理を楽しむ!
たきのごはん
七日町駅より車で約10分。寝台列車「四季島」の会津での朝食を提供している割烹です。昔の宿場を移築復元した建物はどっしりと趣きがあります。
会津の伝統的な郷土料理旬の山菜、野菜をふんだんに使用した「元祖 輪箱飯」が有名。名物のねぎそばをセットにしたメニューがおすすめ。見た目以上にボリュームがあるので満足感もあります。
鶴ヶ城まで徒歩約7分の立地なので、鶴ヶ城観光の際に立ち寄りたいお店です。
たきの
下郷町物産館
お土産も食事もOK。地元に愛されるまちの駅
物産館天ぷらそば
採れたての農産物の販売のほかに、地酒や民芸品・お土産などが揃うまちの駅。
隣接する食堂には観光客だけでなく、地元の人も多く訪れています。それだけ美味しいということでしょう。おすすめは、天ぷらと蕎麦のセットメニュー。男性でも満足のいくボリュームです。
鶴ヶ城会館
日本酒好きの方におススメ!会津のお土産購入ならこちら!
会津のお菓子や日本酒のお土産の品揃えが良いです。店内も広くお買い物がしやすいです。おすすめのお土産は、柏屋の「薄皮まんじゅう」、三万石の「ままどおる」の他、「赤べこ」や「起き上がり小法師」など。また、私たちも大好きな日本酒もおすすめ。全国新酒鑑評会金賞受賞蔵数が日本一の福島の中でも「美味しい!」と言われる会津地区なので、日本酒好きならぜひ。
東武列車で行く、会津の旅。前半のレポートはいかがでしたでしょうか。
旅に出たなら、そこでしか見られない風景、そこでしか味わえない美味しさをぜひ堪能していただきたい。と改めて思いました。
行程
▼1日目
8:00 浅草発(きぬ107号 鬼怒川温泉駅乗り換え)
9:59 鬼怒川温泉駅発(AIZUマウントエクスプレス1号)
11:58 七日町着
12:15 昼食(会津若松 田季野にて)
13:30 鶴ヶ城散策
17:15 芦ノ牧温泉 大川荘着 宿泊
▼2日目
9:00 芦ノ牧温泉散策~大内宿散策
12:10 昼食(下郷町物産館にて)
12:50 塔のへつり~会津祇園会館
14:57 会津田島発(リバティ会津140号)
18:15 浅草着 解散
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旅づくりコンシェルジュ
石田